会派に対して、所属議員1人当たり毎月55万円支給されます。その使途は、議員活動の中でかかる経費、主に事務費用、調査費用、それに関わる出張費用などです。
民主党市議団での政務調査費の支出方法は、一般的な会社での経費清算の手続きに似ており、まず、その費用を議員それぞれが立替払いし、所定の書式にその領収書を添付して会派に請求し、現金を受け取るという流れです。
上限は毎月55万円ですが、使用されずに残った政務調査費は会派から市側に返還されます。
問題点
1〈公開基準〉領収書の公開が義務付けられていないこと。
政務調査費は会派に支給されるため、領収書は会派が保管しています。よって争点となっているのは「会派がその領収書を公開するべきかどうか」という点です。
2〈使途基準〉
明確にどの使い方が正しいという社会的に認められた使途基準が無いため、使われ方に対しては常に政争の具になりやすい。(ある人が正しいと思っても、別の人は違うという、見解の相違が生まれています。)
最近は全国の知事会で話し合われた使途基準を用いたり、会派が独自に使途基準を策定したりしています。
3〈説明不足〉
この月額55万円について、「使途基準もなく、領収書の添付も必要なく、完全に使い方が自由な報酬として支払われているのではないか」という認識が広がっているようです。これは報道の偏りや、議会が市民に対して政務調査費に対して正しい理解を促すような十分な説明をしていないからだと思います。
私の考え方。
議員活動は市民の信頼のもと成り立つものです。特に税金の使い方は、十分な説明責任を果たし、情報公開を行う必要があります。その見地から、領収書は公開すべきです。しかし、上記問題点の通り、使い方に、社会的に認められる明確な基準がなく、見解の相違によって政争の具になることは、あってはならないことだと思います。
領収書の公開とともに、明確な基準を作り、それに基づいて支出されることが望ましいと考えます。社会の流れ全体に対しても感じることですが、様々な費用について、必ずしも金額を減らすことだけが正しいとは思いません。必要なことには必要なお金をかけ、しっかりした政治、行政を行うべきです。よって、議員活動に限らず、必要なことに対して、必要なお金が支払われることを是とし、不透明、不適切にお金が使われることを非とするよう、社会全体が明確な認識のもと、是正するべきだと考えます。
とりくみ方
私は民主党市議団に所属しています。現在民主党市議団では「議会改革プロジェクトチーム」を結成し、この件についても話し合いを行なっています。
チームのメンバーには、かねてから政務調査費領収書公開を求めてきた先輩議員もいることから、公開に向けて前向きな議論が始まっています。
私自身はプロジェクトチームのメンバーには選ばれていませんが、会派の中で公開に向けて意見をぶつけていきたいと考えています。
皆様からいただく様々なご意見の中には、会派を離れて自分ひとりでも公開すべきとの声もあります。
しかしながら、私はこの政務調査費の問題について、かねてから主張してきたとおり、私個人の問題ではなく、議会全体として透明化に導いていくことが大切であると考えています。
ですから会派の中からしっかりと声を上げ、議会全体が情報公開に向けて進むよう、努力する道を選びたいと思います。
私個人では、できる限りこのホームページや街頭でお配りするビラなどで、積極的な情報公開に努めてまいります。
引き続き皆様からのご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。